月より難しい ?! 日本の技術でマントルに到達できるか!

探査船ちきゅう

海の底を掘り進み、地球内部の「マントル」に到達しようとする科学プロジェクトが今年、大きな一歩を踏み出す。海洋研究開発機構の探査船「ちきゅう」により、実際に穴を掘る候補地の海域で、初めて調査が実地される。人類未踏の「旅」は新たな段階に入る。

月より遠い?!マントルへの道のり

「月よりも遠い」。地表からせいぜい数十キロなのに、マントルはしばしば、こう表現される。マントルまで掘削する「モホール計画」は、アポロ計画と並ぶ米国の二大科学事業として、1950年代後半に始まった。

月面着陸は69年に成し遂げたが、マントルには未到達だ。メキシコ湾で、海底下約180メートルまで掘り進めたものの、資金不足などで頓挫した。その後、国際プロジェクト「21世紀モホール計画」が発足した。国際チーム代表の海野進・金沢大教授は「自身や火山噴火、自覚変動をつかさどっているのは実はマントル・地球の成り立ちだけでなく、地震や火山噴火の謎に迫れる」と意義を強調する。

日本の新技術が必須

マントル到達には「水深」「固さ」「熱」の3つの壁が立ちはだかる。掘削では長い管を下ろし、その中にドリルを通す。候補地の水深は3・5~4キロあるのに、今の鉄製の管は重すぎて4キロまで延ばせない。炭素繊維など軽くて丈夫な素材で新たにつくらねばならない。

地下の石は深いほど固くなる。ドリルの先端の刃がすぐすり減るので、35時間掘ると交換しなくはならない。地下深くから船までドリルを上げてから再び下すには4~5日かかる。このペースではマントルに到達するまでに400日かかる。効率を上げるため、長寿命の刃の開発も必要だ。

マントル最上部は200~300度になると推定され、この温度で動くドリルの部品なども求められる。研究チームはプロジェクト全体の費用を400億~700億と見積もるが、国の予算はまだついていない。それだけのお金をかける価値が本当にあるのか、との意見もある。

「マントルの実物の科学的価値は、月の石にも勝るとも劣らないコンピューターによる計算では限界がある。掘れば掛け値なしの真実が分かる」こう訴えるのは、チームを長年牽引してきた新井章司・金沢大教授。「国民の支持を得て、2010年代後半には掘削を始めたい」

海野教授は「これまでの地殻の掘削では、推測と全然違う地下構造がみつかったこともあった。マントルの掘削でも、新しい発見が必ず出てくる」と話す。

中日新聞:総合11版

マントル到達は月より難しい

マントル到達は月より難しい?!

【月に行くよりも難しい?!】

かつて米ソ冷戦時代、アメリカはアポロ計画を立ち上げ月面到達を達成した(捏造論があるが・・・)。まさに大国の威信をかけた技術開発の競争だった。人類の偉大な一歩と称賛された時から早45年が過ぎようとしている。しかし、45年経った現在でも人類は月に到達できても、地球の中心には到達できないのだ。たかが数十キロだが、まさしくマントルは途方もなく長い道のりなのである。

昔より今の方が科学技術は大幅に進歩したが、それでもマントルに近づくには更なる技術開発が必要なのだ。日本には、世界をリードできる技術が数多くある。特に中小企業の潜在能力は高い。あのアメリカのNASAも日本の中小企業から部品を依頼する事もめずらしくない。

最近では日本の大成建設がアジアとヨーロッパを結ぶボスポラス海峡の海底トンネルを建設したことは記憶に新しい。絶対に不可能と言われた海底トンネルを日本の企業が完成させたのた。このように、日本の技術はまさにどんな困難なケースでも不可能を可能としてきた。

日本が地球の中心マントルに到達できればまさに人類にとって偉大な一歩となるだろう。もちろん莫大な資金が必要だが、日本の技術でそれが可能となったとなれば、日本の技術価値は世界でさらに上がると思う。決して無駄な投資とはならないはずだ。世界最高の探査船「ちきゅう」で是非にとも、偉業達成の瞬間をみてみたいものである。


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