中国 砕氷船 救助に向かうも救助される側に?!

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南極海で立ち往生したロシア調査船の救助活動に参加した中国の砕氷船「雪龍」が、氷に囲まれて動けなくなっていることが4日までに分かった。オーストラリアの海上保安当局によると、雪龍の船長からは、燃料も食料も十分に残っていて救助の必要はないとの連絡が入ったという。

南極海では先月下旬から、ロシアの調査船「アカデミック・ショカリスキー」が厚い氷に阻まれて立ち往生している。雪龍に搭載されたヘリコプターが2日、乗客52人を全員救助し、オーストラリアの砕氷船「オーロラ・オーストラリス」へ移送した。調査船には乗員22人がとどまり、引き続き自力での脱出を試みる。

救助活動の完了後、今度は雪龍自体が立ち往生した。オーロラ・オーストラリスは雪龍の救助が必要となった場合に備えていったん待機状態に入ったが、雪龍とアカデミック・ショカリスキーの船長が互いに協力して対応するとの方針を示したため、航行を再開した。オーロラ・オーストラリスは1月中旬ごろ、オーストラリア本土へ戻る見通しだ。

立ち往生する中国の砕氷船

立ち往生する中国の砕氷船

CNN(日本語版)

巨大な南極大陸

広大な面積を厚い雪氷で覆っているものを「氷床(ひょうしょう)」と呼ぶ。地球上で氷床が存在するのは南極とグリーンランド(名前が紛らわしい・・・)である。南極大陸の面積は1205万km2で日本の33倍、その平均標高は2290mもあります。氷床の平均の厚さは2450mなので、岩盤の標高は海面下160mほどです。

南極大陸は東半球側の東南極、西半球側の西南極と2つの地域に分けられる。東南極大陸は1000万km2の面積の上に平均の厚さが2640mの氷床があるが、岩盤の表面は標高15mと、かろうじて海面より高くなっている。

一方、西南極は200万km2の面積に、1780mの厚さの氷床が存在し、岩盤の表面は海面下440mとなっている。しかし氷床という荷重がなくなると、南極大陸の地殻は「アイソスタシー(地殻均衡)」でマントルから浮きあがり600-700mくらい隆起すると考えられるため、ほかの大陸と同じ標高になると言われている。

広大な南極大陸

広大な南極大陸

過酷な環境

ナショナルジオグラフィックによると、このたび南極大陸では史上最低の気温が観測された。気温は氷点下93°C (−93°)である。この気温は30年前に、近くのボストーク基地で記録された氷点下89.2度を塗り替える気温とされる。氷点下93°Cではありとあらゆるものが一瞬で凍りつく。

また、南極大陸特有の強烈なブリザードがたびたび起こる。ブリザードは自分の手先や足先さえも見えない状態である。1960年代には南極にある日本昭和基地の隊員の一人が強烈なブリザードに巻き込まれ行方不明になった。後日談だが、彼の遺体が発見されたのは行方不明から7年後のこと。当時の服装のままで見つかったそうだ。日本の南極観測史上、後にも先にも唯一の犠牲者と言われている。

南極大陸の過酷な環境

南極大陸の過酷な環境


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