追う者と追われる者 スリルある戦場へ ゼロダークサーティ !

ゼロダークサーティ

ビンラディン殺害に隠されたアメリカの真実? ゼロダークサーティ !

ついに待ちに待った映画をレンタル!キャスリンビグロー監督の最新作、「 ゼロダークサーティ 」だ。キャスリンビグロー監督は以前、バグダッドの戦場のリアリティを極限まで追及した作品「ハートロッカー」でアカデミー賞を受賞した監督だ。

この監督の特徴はとにかく、徹底したリアリズムだ。まるで見ているだけで本当の戦場にいるかのような感覚になる。「ハートロッカー」でもそうだったが、中東を舞台にした作品を立て続けに出している。何か中東に思い入れでもあるのだろうか・・・。

とにかく、この ゼロダークサーティ はビンラディン殺害に至るまでのある女性CIA局員の奮闘を描いたものだ。筆者自身このCIA局員扮する「ジャシカ・チャスティン」は初めて目にする女優だった。しかしB級映画の役者と違い、その演技と独特の存在感で何か惹きつけるものを感じた。冷静・沈着だが、ビンラディンを見つけ出すことにかける思いはすさまじく、膨大な資料とデータ・証言の中から「かすかな糸」をたどって敵を追い詰めていく。

アクションヒーローのような存在ではないが、そこには確かに人間の執念というか力強さのような感じがみてとれる。「ハートロッカー」の作品が気に入った人ならば、この「 ゼロダークサーティ 」を見る価値は十二分にあると思う。

 

ストーリー

華奢で青白く済んだ瞳が印象的な20代半ばの女性、マヤ。とてもCIA分析官には見えないが、情報収集と分析に天才的な感覚を持ち、ビンラディン捜索に巨額の予算をつぎ込みながら、一向に手がかりをつかめない捜索チームに抜擢された。だが捜査は困難を極め、その間にも世界中で、アルカイダのテロにより多くの血が流されていた。

ある日、仕事への情熱で結ばれていた同僚が、自爆テロに巻き込まれて死んでしまう。その時、マヤの中の何かが一線を超える。もはや使命ではなく狂気をはらんだ執念で、ターゲットの居場所を絞り込んでいくマヤ。ついにマヤは隠れ家を発見するのだが、彼女が断言する確率100%に同意する者はいない。

果たして、上層部及び国家が下した決断とは?

引用:http://zdt.gaga.ne.jp/#toppage (ゼロダークサーティ公式HP)

 

ゼロダークサーティの意味と本物のリアリズム

映画のタイトル「ゼロダークサーティ」はどういう意味かと思っていたら、「深夜0:30」を指す、米軍の軍事用語らしい。ビンラディン殺害に至った作戦の決行時間だったようだ。なるほど、深夜0時30分に決行されたのか・・・ここ日本でも当時、ビンラディン殺害のニュースは大々的に報道された。日本にとってビンラディンなど遠い存在であり、もちろん日本でテロなど起きたことがない。しかし、アメリカは常に標的にされ、ビンラディン率いるタリバンと戦闘をしていた。2013年の現在も戦いは続いている。目に見えない水面下での戦いだ。

この映画は真実の物語と銘打っている。このCIA局員も実在の人物のようだ。しかし、彼女は決して表舞台に姿を現さないだろう。命が狙われる危険があるかだ。ビンラディン殺害の過程を映画にするというピリピリしそうな内容だが、そこには確かに圧倒的なリアリティーがある。

ネタバレを極力控えるつもりだが、作品冒頭でアメリカ軍がイスラム人捕虜を拷問しているシーンが多々ある。アメリカ軍からしてみたら、捕虜における国際的な人権侵害を堂々とイスラムの地でやっていたわけだから、この映画はあまり快く思わなかったのではと考えた。よく米軍がこのシーンを許したなと・・・。しかし、そこが自由の国アメリカのいいところでもある。

どことは言わないが、かの国のように「自分たちにとって都合の悪いものは嘘をついてでも捻じ曲げる」ような国では決してこういう素晴らしい作品は作れないだろう。

興味があるなら是非一度みてほしい。


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